私たちが住んでいる地球という星はポジティブとネガティブの2元性で成り立っています。
2元性とはコインの表と裏のように対照となる異なるものです。言葉の響きとしてポジティブとネガティブに対してあなたはどう捉えているでしょうか?
私たちはこの世の中で誰も知っていると言っても過言でないくらいポジティブとネガティブのような2元性の世界で存在しています。
ただそんなことを意識して気にしている人はあまり少ないかもしれません。
例えば「明るい・暗い」「可能・不可能」「良い・悪い」「暑い・寒い」など相反するさまざまな2元性の世界で私たちは無意識的に生活をしています。
長所や短所があっても表裏一体で見方を変えれば短所だって長所にもなれるのです。
私たちが生きるコントラストの物質世界
私たちは人間として物理次元のあるこの地球のコントラストの世界で存在しています。
この地球は「光・闇」「上・下」「右・左」「善・悪」「正・誤」「成功・失敗」「勝・負」等この世界は二元性の陰陽の世界で成り立っています。
あまり意識しないと気にしないかもしれませんが、本当は何も分離してなかった大きな1つの意識から分離しているだけです。バラバラに分かれて国、性別、言葉の違いの中でさらに2元性のマインドの中で生きています。
「全ては一つ」というのは本当の形はポジティブな側面もネガティブな側面もすべてを含んだ1つの意識であるということです。
「そのような地球でポジティブなことは当たり前だけど、ネガティブなことが体験できる。楽しみ。」と思って、1つの意識から分かれて地球にそれぞれ人生のテーマを持って降り立ったのです。
私達が今こうして人間としてこの地球で2元性のあるポジティブな事やネガティブな事を体験できているということです。ただ、地球に来て特にネガティブな事をを現実的に実体験してみるとあなたはどのように感じるでしょうか?
二元性の3次元世界
この地球上では3次元の二元性の対比があるからこそ「闇」から「光」を見つけたり、「悪」から「善」を見つけることができます。
自分のことをよく知るために、自ら志願して「私たちはこの地球がそのような場所と承知の上でポジティブな感情もネガティブな感情も味わいたいと思って体験したくてこの地球に来ているのだ。」ということです。
ポジティブなことが良くてネガティブなことが悪いのではなく、エネルギーの違いです。ただどうしてもポジティブなことが良くてネガティブなことが悪いイメージをしてしまう傾向にあるかもしれません。
例えばアメリカ映画などで正義のヒーローと悪役の敵がいますが、もちろん彼らは役者を演じているだけです。ただ無意識レベルで勝手に、ヒーローが良くて敵が悪者とジャッジして意味づけしてしまいがちです。
これは映画の例ですが、現実も正義の味方の人が良い人で悪いことをする人が敵、不適合者のように昔は捉えていたような気がしました。
なぜ無意識レベルで意味付けしやすいのかというと私たちの本来の非物質界(人間として生まれる前)はポジティブなことが当たり前でネガティブなことはこの地球でしか味わえないから違和感を無意識的に感じてしまうからなのかもしれません。
ですが、この地球では本当はいいも悪いもなく成功も失敗もなく、ただ状態の違いに過ぎないのです。
勝手に意味付けして正しいとか間違っているとジャッジして多くの人は考えがちです。私もそうでした。今は2元性の理論に気づき、それぞれのエネルギーの違いにすぎないということがわかりました。
両方とも味わえるこの世界は2元性だからこそ全部含めて私たちはいい体験ができるのです。
この3次元の世界というのは陰陽2つの対極のエネルギーのバランスがあるということです。
この世界で起きてる現象は自分の内側にある意識が反映されているのです。このことを最初私は全く理解できませんでした。
自分の出している意識がポジティブな周波数なら心地いい現実、出している意識がネガティブな周波数なら心地良くない現実になるということです。
自分の放っているエネルギーによって現実がどのようになるか自分で決めているということです。
何か心地よくないことが起きたら目の前の人や状況に反応するのではなく、その前に自分の心の状態を意識してみることがいいです。
これは自分が悪いというのではなく、「自分は今どう感じているか?ネガティブになっている?なぜ?」と自問自答してみるといいです。なぜなら上で述べたように自分が出している周波数がネガティブな感情なら心地よくない結果となるからです。
私たちは誰も自分たちにとっての正義ともいえる善はあります。自分の善である「私が正しい」を相手にぶつけても相手をジャッジしているだけでますます状況がよくなれません。
相手は相手なりの善を持っているので相手から見たら「そちらがおかしいのではないの?」となってしまいます。お互いに考えが違うときに「この人は自分とは別。」とお互いに分離しているからぶつかり合うのかもしれません。
自分の中に「こうであるべき」という正義を持っている限りそれに合わない外部からの状況を見たとき人を許すことができません。ですが、ジャッジしてしまうのは本当はあなたの中に自分が見たくないものを持っているということです。
目の前の相手は自分のネガティブに感じる側面を映し出してくれている鏡のようなものです。ポジティブな側面は誰もみんな持っているのが当たり前なのでネガティブなことがどうしても目立ってしまうと違和感を持つのかもしれません。
なかなか受け入れたくないかもしれませんが誰も光と闇の部分は持っているのです。
誰も一人ひとり、人生での経験、生活感、その人の生み出された個性的特徴はみんな持っているので誰一人全く同じ人間はいません。
あなたの中にジャッジがなくなったとき、他人を許すことができます。
他人の嫌な部分が自分の鏡であるならばそれは自分を許すことができるということです。そのときには誰とでも仲良くなれて調和がとれて人間関係はスムーズになるでしょう。
陰と陽の関係
光が強くなればなるほど闇の部分がハッキリと出ます。コントラストによって一つの性質がわかるのです。
そして意識を拡大するならばそれが映し出されることになるということです。ネガティブな反応が強くなればなるほど悪化してしまいます。その逆にポジティブな反応が強ければ最高にうれしい状況になっていくのです。
闇を排除しようとするのではなく、2つの陰と陽のエネルギー消費を「どう調和させていくか」意識するのが大切です。
光ばかりでなく闇の中でも自分の思いを感じて、光を見つけようと経験してみるのもいいと思います。
例えば、自分が興味があるものだけど実際試そうとすると苦手で、難しそう、不安と感じてしまいそうなお仕事を初めて挑戦したとします。
体験をして最初は苦手意識があったかもしれないですが、何回もやっていくうちに慣れてしまい得意になり、「好きかも。楽しい。」と自分自身に自信がつくようになるかもしれません。
もしあなたが今最悪な状況、闇にいるなら、ここからものすごく飛躍できる前触れということです。
何かやってみたいことがあるなら勇気を出して挑戦してみると「自分がやりたかったこと」に出会えるかもしれません。
闇を嫌うのではなくその闇の中に見つけられる光こそが自分自身の本質につながる道であるということです。
闇があったおかげで自分の光に気付くことができるので感謝ですね。
コントラストの中で自分の光を見つける
今の現実はコントラストの世界で辛いことも楽しいことも両方存在しているし、「辛いことは嫌」、「そんなこと起きてほしくない」と考えがちです。
その場合、自分の中の状態を見てみるのです。
目の前の現実で心地良くない状況があったとき、それを見て「不安」として受け止めるのか「大丈夫」と思うのかによってその現実が意識の状態によって変わっていきます。
私も最初はなかなか理解するのが難しかったのですが、「全て目の前の現実は自分が創っている」ということです。
「えー!違う私が創るわけない。」って言いたいかもしれませんが、この世界は実は目に見えても見えなくてもエネルギーの世界でできています。
コントラストがあるから自分の答えを明白に知ることができるのです。
最悪な体験をしたときどうなったら最高になれるか、闇の中で自分の光を見つけ出す経験の中で「自分を知る旅」をしているのだということです。
自分の未来は私たちが決めてるというです。
ただ闇の方へ向かえばその波動域の中で魂の経験をしていくことになり、その中でも魂を向上させようと学びだと思えて経験していくならばその中でまたさらに自分の光を見つけて違うパラレルワールドへ移動もできるということです。
コントラストを怖がらずに、この地球は最初から光と闇がある、そういう世界なのだと受け入れてみると怖いものなど何もないですよね。
パラレルワールドとは4次元宇宙に存在する平行世界。私たちの住む地球の世界は3次元で過去、現在、未来という時間の軸の概念があるが、4次元世界には時間や空間などの概念はない、地球人には見えないがもう一つの現実世界、無数に存在している平行世界がある。
視点を変える
人生の中で何か不都合な出来事、問題となるような出来事に直面したことがあるでしょうか?生きてるといろいろと思い悩むこともあると思います。
不安の感情を認める
起きた出来事に対して不安として同調してしまうともっと波動が下がっていってしまい、不安にフォーカスしてしまうならば、その不安の意識が拡大されてしまいます。問題を抱えている次元にいるならば解決するのは不可能であるということです。
「絶対にこうなりたい。」と思いながら何かに挑戦してそれが叶わなかったとき、あなたはどう感じますか?
私は落ち込んだことがありました。「合格を期待しながらも、もし落ちたらどうしよう?」と焦りながら結果ばかり気にして感情的になっていた自分がいました。
その時私は成功するためにはそれに向けて時間とエネルギーを費やせば、思った通りの結果になる、と思っていました。
その場合、エネルギー的に考えると「何とか努力して絶対に受かりたい」などの執着は抵抗波動が生まれてしまい、不安に同調していたので負の領域にはまっていったのだということがわかったのです。
一生懸命自分がやりたいことをやるのはいいことですが、そこに、「無理してもがんばって努力しなければ。」という絶対的な信念があると上手くいかないケースが多いです。
「本当は○○が良かったけれど○○にはまだ努力が足りてない自分がいるんだな。」と。
起きてしまった問題は自分の中のネガティブな周波数にすぎないので、このネガティブな感情をまずは認めることが大事で、手放すのがいいです。
まず視点を変えてみるのがいいです。起きた問題となるような出来事を受け入れる、認めるのです。そして結果が理想通りでなかったとしても「これでよかった。」「大丈夫。違う方法でやってみよう。」と視点を変えるなど、いつまでも執着をしないでネガティブな感情にフォーカスせずに諦めモードの方が期待感がないからあなたにとって実は本当のいい結果に結びつく道を選べてるということなのです。
どういう気持ちで向かいたい先に努力するか。もしあなたがワクワク気分でやりたいことのために努力するのならそのワクワクの波動域で行っていることなのでうれしい結果になるでしょう。
結果に執着しない
ネガティブな体験を受け入れてみると自分が平穏な状態となるのです。冷静になると「ここからどうしようか?」と考えられるようになるのです。
例えば私の場合は「もう○○にある大学は縁がなかったし、別の大学に縁があったから、ここでやってみよう。」と思うようしました。
過去に希望の大学には入れませんでしたが、もっと嬉しい展開が待っていたのです。
友達もできて国内・海外旅行へ行ったり、カフェでお茶を飲んだり、うれしい、楽しい経験もできたので、今振り返ると、そのときの時代が今までの人生の中で一番楽しかったなと思います。
いつまでも過去にとらわれてネガティブモードにいる時間が長く、できるまで我を張る(執着する)と逆になかなかうまくいかないことが分かったのです。そしていい学校に入ることが自分の人生の目的ではないのです。
現実の出来事があっても、何をやってもどういう結果になってもいつも「楽しくて気分が上がる状態」、この体感こそが自分たちが体験したくて地球に来ている楽しみの一つであるということです。
執着するともっと苦しい体験がまた起きてしまいやすいので水に流すことが大事です。全てはこの世界で体感(体験)しているだけなので執着しても仕方ないですよね。
価値を見い出すために「何が何でも成功」と思ってしまいがちですが、これから起きることに対しても全てを受け入れて結果に執着しないようにするのがベストだと思います。
この地球はもともと2元性対立の場所で良いも悪いもないのだから不安を否定する必要はないということです。
結果が理想通りでなかったとしても、この状態を抜けた先には「どんなすばらしい未来が待っているのだろう。」「違う道、違う選択はどんいいことがあるのだろう。」と捉えるならばいい気分になれますよね。
まとめ
- 私たちが住む物質界はコントラストの世界。2元性の陰陽で成り立っている場所だと理解し、光と闇というコントラストが混ざって入り込んだ全ての中での闇の中から光を見つけ出すことによって本当の自分を見い出してみよう。
- ネガティブな体験も自分にとって必要な体験と捉え、同調しない。いつもニュートラルな自分を思い出し、ポジティブなこともネガティブなことも受け入れることによって、自分の魂の向上、光を上げることにつながる。