「自分の信念を変えて」と言われてもピンと来ないかもしれません。
信念というのは自分が正しいと信じていることです。
「自分の信念は~。」なんてわざわざ話す人も少ないと思いますが、人生において今まで自分が信じてきたことが覆されるような気持になったことはあるでしょうか?
私たちは日常生活においてときどき、目の前の現実が変化することによって自分にとって心地良くない出来事がある場合、納得できなかったり満足できないと感じることもあると思います。
それは無意識的に自分の中にある自分の信念と相反しているケースで、もし、自分の中に絶対的な正義みたいなものがあったりすると気持ち的にストレスの状態に陥りやすくなってしまうかもしれません。
実はネガティブな言葉や考えというのは自分の信念体系があるからそのように感じるのです。
ネガティブな考えがダメというわけではありませんが、自分が全く望んでない現実を創ることになってしまいます。
普段何気なく使っている言葉、言霊はとても自分の人生に大きな影響を及ぼしています。
言葉や自分の信念を変えてみるだけで自分の世界を安心した現実に創り変えることができるのです。
自分の魂の声を聴く
日常生活において何か気になっていることがあっって2つの選択肢があり、どちらの道に行った方がいいかと悩んだこともあると思います。自分の心の声を聴くにはどちらを選択するとうれしくなるか、その先の理想の自分を想像したときに「ワクワク感があるのはどっち?」と聞いてみるといいのです。
たとえ自分の理想通りの結果にならなかったとしてもそのときにワクワク感で選んだ選択の道はあなたの魂が望んでいることかもしれません。その時はすぐに結果につながる形でなかったとしても最終的な結果につながるための前触れで起きたりもします。
最初に「こっちの道が惹かれる、いいな。」と思ったとき必ずエゴの声がささやいて来ます。
「そっちに行くと危ないからやめておいた方がいい。違うことやるとまた失敗するかもしれないからやめたほうがいい。」とマインドが騒いできます。
でも最初に「こっちに行くとこれができそう。」とワクワク感があったなら挑戦してみるのがいいと思います。
ただそこで途中諦めてしまい、ネガティブな感情でいる、とするならば、私たちの細胞の中にも目に見えなくてもそれらのエネルギーをため込んでしまうのです。
私たちは生きていく上でこの肉体さんと二人三脚でいつも一緒に生きているので体と心はつながっているので影響を及ぼすということです。
ワクワクの魂の声に従っていつも耳を傾けましょう。
ネガティブモードのサインに気づく
ネガティブなモードで仕事をしていたとき「仕方ない」という感情であまりやりたくない仕事をしに朝早く、出かけて、夜になり「今日もやっと一日が終わった。」と言う感じで思ったことあるでしょうか?
もしあなたが仕方ないというネガティブモードで毎日を生きているとするならば、それが積み重なっていつかネガティブなことが起きてしまうかもしれません。
私が仕事において複雑な気持ちでネガティブな出来事を経験したので伝えることができます。
「毎日仕方ない。」と言う気持ちで仕事をしていたとき、その結果として駐車場で自分の愛車をぶつけられるという被害が何回もありました。
これは私の体験ですが、「何でこんなにいつも車をぶつけられることが起きるの?おかしい!」と考えてみました。これは偶然起きたことではないのです。
自分の大切な持ち物の車が被害にあったのは、そのときに勤務していた職場に対して私がネガティブなモードになっていたので、そのエネルギーが車に移り、自分の身代わりに車が犠牲になってしまったのかもしれません。
何か不具合なことが起きるときというのは自分に対する宇宙からのメッセージだといえます。
自分がネガティブなモードにいた心の状態が反映され、現実的に好ましくない結果になってしまったということです。
別に「ネガティブな感情になってしまった。」と否定する必要はありません。
ただ実際そのような感情でいるとするならば自分で自分の現実世界をネガティブモードのまま創ることになってしまうのでポジティブモードに切り替える必要があります。
この経験から自分で勝手に義務付けして「~しなければならない」➡「好きでなくても仕事しなければならない」制限をかけていることに気づくことが大事です。
自分をがんばらせない
なんとなく好きでない仕事を毎日やっていて一日の仕事を終える。
生活していくためにはお金も必要ですが、朝早くから夜遅くまで仕事をやり終える日々が何年間も続けるような生き方をして一日を終えること好きですか?
これが悪いというわけではありません。この地球は本当は良いも悪いもない世界です。朝早くから夜遅くまで仕事しても本当にそれが好きなら全く問題ないと思います。
ただ、「人生を思うと何のために生きているのだろう?」「この仕事ををずっとやりたいかな?」と自分に問いかけてみると「最高の人生にいつもすることが好きだな。だったら自分の好きな仕事がいい。」と私は思うのです。
いつもワクワクな心の状態で仕事をしている人は苦にならず、そのように考えることもないとは思います。
それは自分がやりたかったことが自然にできている証拠だからワクワクするのです。
自分の体のことを気にかけず、疲れていても休まない、睡眠不足、体に悪いものばかり食べている、いつも自分を忙しくさせ、不機嫌な気持ちが多かったりするならば、自分の心の状態が安心できずストレスができてしまいます。昔の私がそうでした。
自分の体を痛めつける行為をしているのと同じなのです。そういう信念を自分で創っているということになります。
もしあなたが我慢して何かやっているなら勇気を出してやりたくないことを減らす、やめていくことも本当の自分を取り戻すことに繋がると思います。
そして「大丈夫だよ。」「がんばらなくても大丈夫。」と自分自身に声をかけて話してあげるなど、子供に話しかけるように自分の心の声に耳を傾けるともう一人の自分も安心するので心の状態が平穏になれるのです。
本質の自分は楽が好き
私たち人間は誰も本当の自分、本質の自分は楽が好きだと思うのです。日常生活で生きてると自分が楽と感じるときと苦しいと感じるときがあると思うのです。
苦しいというと大げさかもしれませんが、心地良くない感じだとやっぱり「楽が好きかも。」って思うのではないかと私は思います。
1日が終わるとき、あなたはどんな風に感じますか?
仕事を終えた後、「今日も楽しい一日だったな。」と思えるのか、それとも「やっと今日一日が終わった。」とやり過ごしたと思うのか、それが何年も続いたとき、どちらの方がいい人生を送ることができるのかわかると思うのです。
「好きでもないけど嫌いってわけではないし、時間的には長いけど収入のためにがんばる」みたいな無理やり仕事をしていた人生もあると思います。それは自分は楽であると思いませんよね?
無理やり仕事しても好きでも嫌いでもなくその生き方が別に悪いわけではなくそのまま流されるような人生であるとしたらもっとそれを体験する世界に入ってしまいます。
もったいないなと私は自分の体験から思うのです。「ネガティブな状態はダメで、ポジティブな状態にならなければならない」ということではありません。
ワクワクで楽しく仕事ができているかどうか?
自分は楽な生き方が私たちの本来の姿なので、それが本当は当たり前なのです。
ワクワクできているなら自分の本質、ハイヤーセルフと一致しているので魂の声に従って自然に自分が楽な仕事をやることができるのです。
ハイヤーセルフとは自分の魂、高次元の自分自身のこと。
「いつも自分が満たされる人生にしよう」と決めるだけでも考え方が変わると思います。
自分の中のブロックをはずす
あなたは今までの人生の中で、迷ったり、本音で行動できなかったりしたことはあるでしょうか?
その場合何か心の中にブレーキとなっているもの、そのブロックが妨げているケースがあるかもしれません。
自分のブロックに気付く
理想を目指して行動しているのに望みが叶わない場合、努力しても難しい場合、何か自分の中にブロックがあるのでそれにまずは気づくことが大事です。
例えば「Aさんと恋人になりたい」としている自分がいるとします。「恋人が欲しいのに恋人がいない」「出会いもない」という状況にいる現実を見るとき、その現実はネガティブ側の自分が望んでいるということ。
頭では「恋人が欲しい」と思っているのに、「恋人ができたら困る」「できない方がいい」「恋人欲しくない」と思っているもう一人の自分も絶対にいるという潜在意識の中にブロックがあるということです。
それは無意識で思っていることなので「そう思ってない」と言いたいですが、気が付きにくいのです。
そこに気が付けるかどうかですが、現実的に「恋人に出会えない」と言うことが起きてくるのです。
そのときにもう一人の自分の「恋人が欲しくない」と考えるならば「どういう理由があるのかな?」と考えてみます。
例えば「結婚まで発展したらどうしよう!」「その恋人を好きになって依存してしまい関係が壊れたらショックでこわい。」「たくさん異性の友達も作りたいし」、「いろいろな人と付き合いたいし」「仕事が好きで恋人いたら逆に疲れてしまうかも。」「一人だけ恋人になって他に好きな人ができてしまったとき、別れるのを持ち出すの面倒だし」など頭の中でごちゃごちゃいろいろな思考が出てくるかもしれません。
魂は本質の自分なので望む答えを知っているのです。
「○○の理由だから恋人まだ欲しくない」という潜在意識にいるもう一人の自分と「恋人がほしい」と思っている思考の自分がいてそのときはソワソワする自分になっています。
自分の心に聞いてみて自問するのもいいと思います。
まず望みが叶わないときは仮の理由を思考で「まだ独身貴族がいいという理由?」と自分の魂に聞いてみるのです。
「そうかもしれない。」と思う安心感で自分の答えを発見できるようになるとニュートラルな意識に戻るのです。
今まではうわべだけの自分でいたかもしれないけど本当の心の中の思いを感じて「恋人が欲しくない」理由がわかったとき、もう一人の自分(魂)が「本当の自分を見つけてくれてうれしい。」と喜ぶのです。
ブロックに感謝して手放す
ブロックをつくってしまうのは自分の現実が理想通りにならない自分の中に許せないという思い込みがあるからです。
本当は、魂は本音を知っていて本質の自分と人間の自分の思いが一致することが望ましいこともわかるのです。
ブロックとなるものは本当は本質の自分が保護してくれているようなものです。
私の体験談を伝えると過去の仕事で悩んでいたとき、人間の自分と魂の自分が一致できなかったから綱引き状態が起きてしまい、現実どおりにはならなかったのだと思いました。
例えば他人と比較してしまい、「私はサービス残業しているのに何でAさんは早く帰るの?」「Aさんも仕事をやるべき」とう許せないブロック→「~するべき、許さない」という観念を無意識に使っていたことがありました。
何かネガティブな思い込みをつけてしまった許せないブロックがあるとしてそれが手放せてない状況でいるならば、違ったお試しが何回も来るかもしれません。
たとえどんなに自分が正しかったと思っていても「自分の目の前の状況がおもしろくないのはその人のせい」「そのような出来事のせいだ。」と思っているとしたら自分が過去のネガティブ感情を引きずったままなのでブロックが外せてないということです。
そのときに「どうしてまだ許せないのか?」ともう一人の自分に理由を聞いてみるのです。
「自分が本当はがんばりたくないのにがんばらなければならない、という思い込みがあるから他者に八つ当たりしているの?」→「そうかもしれない。本当は相手は関係なく自分の問題なのかも。」と。
このように思い込みによって勝手に悩みを発生させている、と気付くと安心ですよね。
悩みがはっきりわかったとき納得する自分の中に安心感を持てるのならブロックも自然に外れるということです。
そのときにまた感謝して手放します。そして、あなたもそのとき可能なら他の人たちと同じく、サービス残業しないで帰れば問題ないのです。
現実が自分の思った通りに100%ならなかったとしても、もう一人の本質の自分の声に気が付いて認めることができたとき変わることができるということです。もう周りで何か起きても大丈夫な自分です。
まとめ
- 自分の肉体さんにも優しく声をかけ、体の異変を感じたら体のサインとして自分のズレに気づけたことに感謝する。
- 人間に備え付けられたエゴが支配していることに気づき、外側に反応せずに、本当の自分に目を向ける。